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多焦点眼内レンズのご案内
多焦点眼内レンズとは、白内障によって濁った水晶体の代用として挿入する人工レンズであり、従来までの遠くもしくは近くのいずれしか焦点が合わない単焦点眼内レンズに対し、多焦点眼内レンズは遠くと近くの両方にピントを合わせることができる遠近両用レンズです。
この多焦点眼内レンズにより、眼鏡に依存しない日常生活が可能となります。
多焦点眼内レンズの見え方になじんで視力が安定するまでには、個人差がありますが数週間〜数ヶ月を要する場合がございます。
先進医療施設認定のお知らせ
田中眼科は平成27年1月より「先進医療実施施設」に認定されました。
当院は平成27年1月より「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」において、厚生労働省の先進医療実施医療機関として承認を受けました。
「先進医療」とは、一般の保険診療で認められている医療の水準を超えた、最新の先端技術として厚生労働省が認めた医療機関のみで実施できる医療です。
この「多焦点眼内レンズを用いた白内障手術」の先進医療施設に認定されたことで、先進医療として扱われる費用は保険対象外のため患者側で全額負担となりますが、国が認めた混合診療として「先進医療にかかる費用」以外の再診料、薬剤料、術前、術後の検査料は通常の保険診療で行えます。
また、民間の生命保険の「先進医療特約」の対象にもなり先進医療に係る費用が全額給付されることもあり、患者様の経済的負担が軽くなりました。
詳しくは当院までお気軽にご相談ください。
多焦点眼内レンズの手術費用※ 先進医療対象
多焦点眼内レンズ | |
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片眼手術費用 | 450,000円(税込) |
両眼手術費用 | 900,000円(税込) |
※手術費用に関しては、健康保険は適用されず100%自費負担となります。
※当院は「厚生労働省認定先進医療実施施設」ですので、上記以外の手術前・手術後の診察・検査・薬代等の費用は保険診療で行えます。
3焦点レンズを用いた白内障手術「ファインビジョン」
※ファインビジョンは先進医療保険適用外のため保険外診療になります。
ファインビジョン(FINE VISION)は、PhysIOL社(ベルギー)から2011年に発売された、遠見と近見以外に、中間距離にも焦点を持つ3焦点型の多焦点眼内レンズです。
レンズ特性はアポダイズド回折型で非球面デザイン、遠くと近く、遠くと中間距離の2種類のバイフォーカル(2重焦点)レンズを組み合わせた二重構造になっているため、遠く、中間、近くが見えるレンズになっています。
材質は親水性アクリル、ブルーライトと紫外線をカットする着色レンズであり、アポダイズド構造によって、グレア、ハローがかなり軽減されます。
角膜乱視を矯正できるトーリックタイプが推奨されています。
3焦点眼内レンズの構造と特性
このレンズは、アポダイズド回折型で非球面デザイン、遠くと近く、遠くと中間距離の2種類のバイフォーカル(2重焦点)レンズを組み合わせた二重構造になっているため、遠く、中間、近くにピントが合います。
材質は親水性アクリル、ブルーライトと紫外線をカットする着色レンズであり、アポダイズド構造によって、グレア、ハローがかなり軽減されます。角膜乱視を矯正できるトーリックタイプが推奨されています。
ファインビジョンの特徴
- 「遠く」「中間」「近く」の3箇所にピントが合う
- 2焦点眼内レンズよりも中間が見やすい
- 乱視があっても矯正可能
- ハロー、グレアが軽減
- 白内障だけでなく老眼治療としても最適
ファインビジョン手術費用※ 先進医療対象外
ファインビジョン (乱視なし) |
ファインビジョン (乱視あり) |
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片眼手術費用 | 486,000円(税込) | 540,000円(税込) |
両眼手術費用 | 972,000円(税込) | 1,080,000円(税込) |
※ファインビジョンは先進医療保険適用外のため保険外診療になります。